●当院では愛情タッチを目的とした国際リドルキッズ協会のベビーマッサージを行っています。
●ベビーマッサージは『月齢別赤ちゃんの育児教室』のプログラムに含めて行っています。
ベビーマッサージもいいけれど、それだけじゃもったいない!
しっかりと歩ける子になるように、赤ちゃんの体づくりをあわせて行っていきましょう!
例えば、疲れた時にそっと肩に手を当ててもらうと
それがプロの整体師さんの手でなくても気持ちよく感じたり、
例えば、おなかを見せてひっくり返っている犬を撫でると、
いつの間にか穏やかな気持ちになっていたり、
特別な技術がなくても、愛情を込めたタッチができれば相手を幸せな気持ちに、そして自分も幸せな気持ちになれます。
そんな愛情タッチは親子の絆づくりにもとても効果があります。
シャロン・ヘラー博士は次のように述べています。
「人間の絆は、分娩室での最初の瞬間に出来上がるものではありません。それは恋に落ちるのと同じように、時間と共に徐々に熟成するものです」・・・と。
絆や母性という言葉に苦しんでいるお母さん、
赤ちゃんのことが心からかわいいと思えなくて自分を責めているお母さん、
大丈夫!
徐々に熟成ですから・・・。
そして、
そんな時こそ愛情タッチをしてほしいのです。
愛情タッチは絆の熟成に効果があるんですよ!
愛情をこめてタッチして、
目をあわせて語りかけて、
赤ちゃんのにおいをかいでみたり、
赤ちゃんの表情を見て応えてあげる、
時には抱きしめる、
まずはやってみる!
やっているうちに、ジワーッと温かいものを感じるようになったら
それが出来立てほやほやの絆だと思います。
愛情タッチ(ベビーマッサージ)の効果はほかにもあります。
リラックスして緊張がとれるので、
母乳をよく飲むようになり
よく寝るようになります。
また、腸の動きがよくなって、うんちが出やすくなります。
「体重がなかなか増えない」
「寝つきが悪い」
「便秘気味」
などで悩んでいる方にも是非お試しいただきたいです。
●ベビーマッサージには無香料で植物性100%、低温圧搾(油の分子の化学組成を変えずにオイルを抽出する方法)されたオーガニックの植物オイルをおすすめしています。
●オイルの種類によって成分や効能、感触や色の違いがあります。それぞれの特性を調べてからご購入されることをおすすめします。
●使用前には必ずパッチテスト(腕の内側など皮膚のやわらかい部分に1滴たらして反応をみる)をします。
●例えば、ラテックスアレルギーの方にアボカドオイルは使えないなど、
食物アレルギーがある場合は使用できないオイルがあるので注意します。
●逆に、アレルギー発症の原因になることがあります。
「イギリスで増えたピーナッツアレルギーの原因が、オムツかぶれ薬のピーナツ成分だった」「茶のしずく石鹸問題」など、
皮膚からアレルゲンが侵入することによって起こるアレルギー発症(経皮感作)に注意する必要があります。食用オイルを使う場合は特にご注意ください。
●必ずしもベビーマッサージにオイルが必要というわけではありません。
赤ちゃんから10代までやっていただきたいものです。
また、いくつになってもマッサージを始めるのに、遅いということはありません。
例えば『マッサージのおとぎ話』といって
お話をしながら背中に絵を描くマッサージがあります。
幼稚園や小学生の子どもさんは、
物語を想像しながらマッサージしてもらう
のをとても喜びます。
親子ともに楽しんでいるようなら
続けても大丈夫です。
数分の時もあれば30分ぐらい、
それ以上の時もあります。
ベビーマッサージをするのは、起きていて機嫌のよい時だけ!
泣いている、顔をしかめている、アイコンタクトがない、眠っている、
あくびやくしゃみが頻回に見られる時は
やめましょう。