最近、
1歳未満の赤ちゃんで
「お口がいつもあいています」
という相談が増えています。
お口を閉じるというのは
感染から身を守るために大事なことですが、
それ以外にも
口腔発達、姿勢発達の面において
とても大事なことになります
お口を閉じて
舌を正しい位置に保つことで
口蓋が広がり歯がキレイに並んでくれます。
お口を閉じるようにあごを引くことで
体の軸がまっすぐに伸びて
動かしやすい体に育っていきます。
お口を閉じる練習は
実はお腹の中にいる時から始まっていて、
お腹の中でよい姿勢で過ごせるようにしてあげることが
大事と言われます。
妊娠中の骨盤ケアは
胎児の姿勢を良好に保つという意味もあるんですね
お口ポカンの赤ちゃんに共通するのは
●仰向けでじっとしていられないこと
●お母さんと30センチの距離で目が合わせにくいこと
●いつもキョロキョロしていること
●反った寝返りをしていること
●バタフライのずりばいをしていること
●つかまり立ちがはやいこと
●手がしっかり開いていないこと
●オモチャをあまり舐めないこと
●離乳食がうまく進まないこと
などがあります。
スッキリまとめると
あごが引けていない
という共通点になります。
お口が閉じないことが問題というより
あごが引けないことで
口腔・姿勢発達の面で様々な困難を抱え
お子さんがやる気を無くしてしまうことが問題。
食べること、体を動かすことが楽しい
と感じられたら人生楽しくなりますからね
じゃあどうする
お腹の中には戻せないけれど
お母さんと向かい合ってしっかり目を合わせること、
両手両足を真ん中に集めることなど、
3~4ヵ月頃の遊びに戻ってやってみるとよいのかな~
と思います。
動き始めると難しいけれどね
気長に楽しく遊んであげることが大事
困ったら早めに相談を