今日は1歳4ヵ月のⅠちゃん&ママが来てくれました。
今回で2回目です。
Ⅰちゃんはとってもかわいい女の子
目が合うたびに笑ってくれるんです
癒されますね~
ママのお悩みは
家に二人でいるとやたらとオッパイを吸いに来る
多いと1時間の間に3回も
なので昼間は新生児並みの回数になるとか。
寝かしつけはパパにお願いしていますが、
夜の授乳はさすがにしんどいので
夜だけでもオッパイをやめたいとのこと。
昔は1歳で母乳をやめさせることが多かったですが、
今は赤ちゃんが欲しがらなくなるまで続けることが多くなりました。
WHOにおいても母乳は2歳頃までは大事な栄養源であるとし、
十分に与えることをすすめています。
この月齢になると「卒乳するかしないか」で悩むところですが、
ちょっと視点を変えてみると気持ちがスッキリするかもしれません。
Ⅰちゃんの場合、
人見知りがなく
ママがお手洗いに行っている間も私と楽しく遊んでいられます
ご飯は3食しっかりと食べ、
一人歩きができて、
ちょっと不安定なところにのぼってみたりして
冒険する様子もみられます。
このような赤ちゃんがどんな状況で母乳を欲しがるのか
様子をみていると、
1度だけママのオッパイを吸おうとしました。
でもそんな時に
「あれなにこれ~ゴロゴロ~」
と、私がクルクルチャイムで遊び始めると、
え
なになに
という感じですぐに近寄ってきました。
Ⅰちゃんはヒマになるとママのオッパイを吸うのかな
(。´・ω・)ん? ヒマつぶしか
遊びに戻るとオッパイがなくても平気でいられます。
「人間らしさをもたらす脳」といわれる3段目の脳は、
考える、記憶する、アイディアを出す、知覚、感情をコントロールする、想像、言語など
人間が人間らしくあるために大事な働きを担っています。
2段目の「本能の脳」に比べて遅れてゆっくり成長していきます。
いわゆる理性と本能の関係になりますが、
3段目(理性)が育ってくれると2段目(本能)の暴走を止めてくれるので、
かんしゃくや夜泣きといった問題が減ってきます。
3段目をいかにして育てるか、
それがこの時期の育児を楽にするキーポイント
人の真似をしたり
集中して考えてみたり
うまくできたら「やった~」って嬉しくなったり
遊びを通して赤ちゃんの脳は育ちます。
「ここにこうやって入れてごらん」と誘導されたり
「そうじゃなくてこうしてみて」とか言われちゃうと
それは遊びではなくなってしまう・・
なので、
赤ちゃんが真似してみたくなるほどママが楽しんでみる
そうやって遊びの世界へ入るきっかけをつくるだけで十分
もう一つ大事なのは食事
お口の周りには目も耳も鼻もあるので
食事は五感を刺激して脳を育てます。
オッパイもいいけれど
やはり1歳頃には食事の時間を楽しめるようになっているといいかな~
と思います。
「このりんごいいにおいだね!」
「このりんご甘いね!」
実際の感覚を通して言葉の発達も進みます。
「卒乳するかしないか」という決断ではなく、
「赤ちゃんの自立」を考える中で
必要な時はオッパイを与え、必要でない時は与えないという
もっと単純なものであっていいように思います。
赤ちゃんが欲しがるならあげなきゃいけない
オッパイをとりあげたらかわいそう
という思いから我慢して続けているママも多いですが、
必要でないところは省いてしまう
それは赤ちゃんの脳を育て自立を促すことにつながります。
Ⅰちゃんの場合は、
・生活リズムの見直し
・外遊びや体を使った遊びを増やすこと
・ママが楽しく遊ぶ様子を見せること
・おやつの時間をつくること
をおすすめしました。
無理にオッパイを減らすわけではなく
もともと不要なところをはずしていくだけです
そしたら自然と卒乳時期はやってきますね
Ⅰちゃん&ママ
今日はありがとうございました