今日は「ハイハイの形がちょっと違う」という8ヵ月のY君が来てくれました。
片足が立ってしまうハイハイで、
あまり長くは続かず途中ですぐに座ってしまいます。
こういったちょっと違うハイハイになってしまう赤ちゃんは
時々お見掛けしますが、
既に自分の意志をもって目標に向かい
自分であみだした方法によって移動しているので、
この形をなおすのはとても難しい
「左右の偏りがないことが大事」
「ハイハイは必ずやってから歩いた方がいい」
というように
筋肉の使い方や発達の順番を重視する考えがある一方で、
「そもそも治す必要なんてない!」
「ハイハイなんてしてもしなくてもどっちでもいい!」
「それも個性のうち!」
という考えもあったりします。
ハイハイしていなくてもスポーツ選手になれるだろうし
ハイハイしていても体が硬くて不器用な人もいるだろうし
その後の長い年月で
体の使い方や姿勢、運動の経験、興味・・・
様々なことが影響するわけで、
ハイハイによって
その後の人生が決まるわけではありません。
ただ、
これまでの発達経過を振り返ってみることは、
なぜこの動きになったかという原因や、
今後の体づくりを考えるのに役立つかもしれません。
Y君の場合、
うつぶせが嫌いであまりやらなかった
寝返りが片方しかできていない
・・・
など、
4~6カ月のあたりで
経験できていない動きがいろいろあることがわかりました。
歩き出すまでに
抜けてしまったピースをできるだけ埋めていく。
ハイハイの形を治すことより、
ピースを埋めることで
「からだを動かすって楽しいね♪」
って感じてもらえることの方が大事なのかもしれません。
右手も左手もどっちも動く、
両手が協調して動く、
ほしいものに手が届く、
伝えたいときに指差しできる、
転んだ時にちゃんと手が出る、
こんなことがスムーズにできたら
赤ちゃんはどんどん外の世界に向かうことができます。
今日はいろいろな遊びをやりましたよ~♪
Y君がどんなものに興味を示すのか、
Y君の反応を見てママも楽しみながら取り組めるといいですね
今日は寒い中お越しいただきありがとうございました