乳頭保護器は早めに卒業!『混合栄養のための教室』

今日は2ヵ月になったA君&ママが来てくれました。

初回は1ヵ月11日目。

「胸が痛くて搾乳しても改善されない。

搾乳してもあまり出てこない。

ミルクの足し方がわからない。」

ということでお越しいただきました。

 

やや扁平乳頭のため直母が難しいということで

産後から乳頭保護器を使用されていました。

 

おっぱいを見させていただくと、

「これならもう保護器はいらないね!」という状態グッ

毎日毎日授乳を続けると、

乳頭はやわらかくなり乳輪の伸びがよくなってきます。

 

また、産後パンパンに張っていた乳房は

日数が経過すると張りやむくみが落ち着いて、

乳頭が突出しやすくなってきます。

 

入院時には「保護器がいるね」と言われても、

その後不要になることがほとんどです。

 

授乳回数は10~17回/日、

ミルクは200~300cc/日、

体重増加41g/日、

乳房はいくつかしこりがある状態。

 

保護器をつけて40g飲んでいましたが、

直接授乳した方が飲みとれる量が多くなるので、

保護器はなるべく使わずに頑張ろうということになりました。

 

乳首を含ませるのはけっこう大変アセアセ

タイミングや角度などに気をつけながら何度も練習・・。

 

 

そして2ヵ月2日になった今日は

「右側は直接吸えるようになったが、左側がなかなかうまくいかない。

胸が痛いことがある。

乳頭保護器は嫌がるようになった。」

ということでした。

 

授乳回数は8回/日、

ミルクと搾母乳を合わせて100~270cc/日(ミルクは少量)、

体重増加29g/日、

左側乳輪にむくみがあり硬い

 

むくみとりのマッサージをしてから授乳していただきました。

 

驚いたのは

ママの授乳の仕方がとても上手になっていることキラキラ

 

浅飲みになっているのかしっかり入っているのか、

口がちゃんと開いているのか開いていないのか、

よ~くわかっていていい状態に修正できます。

 

ここまでなるにはきっと大変だったと思います。

素晴らしい拍手

 

 

左側はむくみが取れたので

乳首が突出して問題なく吸えました。

直母量は合計90g。

 

夜間、よく寝るようになると翌朝おっぱいがパンパンで、

特に扁平乳頭の方は乳輪がむくんで乳首が埋もれてしまうことがあります。

 

そんな時は

乳頭乳輪マッサージをしてから授乳してみるといいですねグッ

 

A君は上手におっぱいが吸えるようになったので、

もうミルクはいらなくなるかな~と思います。

 

 

乳頭保護器は扁平乳頭や乳頭の傷が痛い時に使いますが、

本当に必要な時だけ使い、早めに卒業する方がいいです。

 

産院で保護器が必要と言われ退院後も使い続けている場合は、

一度助産師に乳房の状態や授乳の仕方をみてもらってください。

ほとんどが練習すれば直接吸えるようになります。

その方が確実に哺乳量が増えます。

 

 

助産院そらいろには

『混合栄養のための教室』があります。

うまく授乳できないアセアセ

ミルクの足し方がわからないアセアセ

飲ませても赤ちゃんが泣いてばかりで疲れるアセアセ

などでお困りの場合は是非お越しください。

お待ちしてま~すウインク