噛めない子どもが増えている!

噛めない子どもが増えている!

今日は『赤ちゃん歯科ネットワーク』の勉強会に参加してきました。近頃は、虫歯は減ってきたものの歯肉炎や不正咬合が増え、噛めない子どもが増えているそうです。なんと、2歳から4歳児の3分の1が噛めない子どもなんだとか。

 

赤ちゃんは、身体の発達レベルや姿勢、母乳を吸っているのかどうかなどにより、咀嚼や嚥下の力が違うんですね。何ヵ月だからこの形のものが食べられるとか、何ヵ月だから何回食べさせるとか、月齢で決められるものではありません。大事なことは、いつまでもべちゃべちゃのおかゆを与えるのではなく、ステップアップすること。学習するチャンスを与えてあげれば、赤ちゃんは学習して噛めるようになるそうです。歯があるかないかは関係なし!1歳3ヵ月でごぼうの煮物を食べる子がいる一方で、5歳を過ぎても食べられない子がいたりして大きな開きがあります。

 

月齢にとらわれず「離乳完了までに親と同じものが食べられるようにする」

という目標をもつといいそうですよ。そのためには、離乳食を特別に用意したりせず、親の食べるご飯を取り分けて少し形をかえて与える・・、良い意味で「いい加減さ」があった方がうまくいきやすいとのことでした。

 

とはいえ、首がすわらない、うつぶせやハイハイができない状態でどんどんステップアップしてしまっては危険です。口の動かし方や身体の発達状況を確認して、無理のないようにすすめていきましょうね。

 

今日の講師は鹿児島県の歯科医師 四元みか先生でした。

私にもよくわかる内容で楽しかったです。